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ソコウオノエ

ソコウオノエ

Ceratothoa oxyrrhynchaena Koelbel, 1878

 

日本でよく見られるウオノエ類の一つ。Koelbel(1878)によって日本近海から記載された。マダイよりも安価な「鯛」として流通しているキダイに寄生しているため、タイノエとよく間違われている。頭部付近の第一胸節が盛り上がっており、襟(えり)を立てているように見えるのが特徴。タイノエの場合、メスは魚の上あご側にさかさまに付くのに対して、ソコウオノエでは舌側に付く。

 

【分布】日本など

【宿主】アカムツ、キダイなど

 

※写真の標本の黒い部分は汚れです。模様ではありません。

  • Yamauchi, T. (2009). Deep-sea cymothoid isopods (Crustacea: Isopoda: Cymothoidae) of Pacific coast of northern Honshu, Japan. National Museum of Nature and Science Monographs, 39, 467-481.

     

    Martin, M. B., Bruce, N. L., & Nowak, B. F. (2015). Review of the fish-parasitic genus Ceratothoa Dana, 1852 (Crustacea: Isopoda: Cymothoidae) from Australia, with description of two new species. Zootaxa, 3963(3), 251-294.

  • 魚種や寄生部位、色は有用な情報ですが、それだけではウオノエ類の正確な種同定(種を特定すること)はできません。成長によって形も変化しますので、掲載写真との絵合わせも参考程度としてください。

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