タラノシラミ
【グソクムシ科(ウオノエ科ではない)・
ウオノシラミ属】
Rocinela maculata Schioedte & Meinert, 1879
ウオノエ科に似ているが、近縁なグソクムシ科の一種。北海道など北日本でよく見られる。名前の通り、タラ類をはじめいろいろな魚類の体表に寄生する。ウオノエ科と異なり、魚類に寄生するのは摂食時のみで、それ以外は自由生活を送るとされる(一時寄生)。眼の外縁と第4胸節および腹部の黒色斑の一部は、生時は金色。
【分布】日本など
【宿主】タラ類、ソイ類など
色: 茶色
Schioedte, J. C., & Meinert, F. W. (1879). Symbolae ad monographiam cymothoarum crustaceorum isopodum familiae. I. Aegidae. Naturhistorisk Tidsskrift Ser. III. 12: 321-413, pls. 7-13.
魚種や寄生部位、色は有用な情報ですが、それだけではウオノエ類の正確な種同定(種を特定すること)はできません。成長によって形も変化しますので、掲載写真との絵合わせも参考程度としてください。
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