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トビウオノコバン

トビウオノコバン

【ウオノコバン属】

Nerocila trichiura (Miers, 1878)

 

標準和名の通り、トビウオ科魚類に寄生するウオノコバン属の一種。日本からはNagasawa &  Isozaki (2019)、Nagasawa (2020)が報告している。ウオノコバン属は体表寄生のグループであるが、本種は宿主体表の峡部から喉部に寄生する珍しい生態を持つ。尾肢外肢が非常に長いのが特徴。ただし、折れていて短い場合もある。

 

【分布】日本を含む太平洋西部、インド洋、および太平洋

【宿主】トビウオ科魚類(ホソトビウオ、ツクシトビウオなど)

 

※標本や情報を募集しています。見つけた方はぜひご一報ください。

  • Nagasawa, K., & Isozaki, S. (2019). New record of a marine fish parasite Nerocila trichiura (Crustacea: Isopoda: Cymothoidae) from Japan, with its confirmed distribution in the western North Pacific Ocean. Species Diversity, 24(2), 195-201.

     

    Nagasawa, K. (2020). New host and third western Pacific Ocean records for Nerocila trichiura (Isopoda: Cymothoidae), a skin parasite of flyingfishes. Crustacean Research, 49, 221-223.

  • 魚種や寄生部位、色は有用な情報ですが、それだけではウオノエ類の正確な種同定(種を特定すること)はできません。成長によって形も変化しますので、掲載写真との絵合わせも参考程度としてください。

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