フグノエ
【ウオノエ属】
Cymothoa pulchrum Lanchester, 1902
「フグノ〜」という名前だがどのフグ目魚類にでも寄生するわけではなく、国内では主にハリセンボン科の口内に寄生する。ハリセンボン類は沖縄で「アバサー」と呼ばれ、汁ものとしてよく食されるのでその調理過程で見つかることが多い。
【分布】日本、東南アジア、オーストラリア、フィジーなど
【宿主】ハリセンボン、ネズミフグ、イシガキフグなど
Nagasawa, K., & Uyeno, D. (2012). Geographical distribution affected by the Kuroshio of the fish parasite Cymothoa pulchra (Isopoda: Cymothoidae) in Japanese waters. Biogeography, 14, 151-153.
Martin, M. B., Bruce, N. L., & Nowak, B. F. (2016). Review of the fish-parasitic genus Cymothoa Fabricius, 1793 (Crustacea: Isopoda: Cymothoidae) from Australia. Zootaxa, 4119(1), 1-72.
魚種や寄生部位、色は有用な情報ですが、それだけではウオノエ類の正確な種同定(種を特定すること)はできません。成長によって形も変化しますので、掲載写真との絵合わせも参考程度としてください。
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