フグノクチヤドリ
【ウオノクチヤドリ属】
Cinusa nippon Nagasawa, 2021
2021年に日本から記載された種。ウオノクチヤドリ属Cinusaは、本種を含め2種のみが世界から知られている。口腔寄生タイプのウオノエ科は基本的に魚の舌側に寄生するが、本種やタイノエ(ヒゲブトウオノエ属)などごく少数は上あご側に逆さまの姿勢で寄生する。
【分布】日本
【宿主】ショウサイフグ、ヒガンフグ、コモンフグ
色
Nagasawa, K. (2021). Cinusa nippon n. sp.(Isopoda: Cymothoidae) parasitic in the buccal cavity of coastal puffers (Tetraodontiformes: Tetraodontidae) from Japan, with the first specimen-based record of the isopod genus from the Pacific region. Zoological Science, 38(4), 359-369.
魚種や寄生部位、色は有用な情報ですが、それだけではウオノエ類の正確な種同定(種を特定すること)はできません。成長によって形も変化しますので、掲載写真との絵合わせも参考程度としてください。
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